簿記検定の種類、日商簿記と全経簿記

簿記の資格取得には日本商工会議所(日商)が主催する簿記検定、社団法人全国経理教育協会(全経)主催の簿記能力検定、財団法人全国商業高等学校協会(全商)が行う簿記実務検定があります。


日商簿記検定試験1級合格者、および全経簿記検定試験の上級合格者には税理士試験の受験資格が与えられます。広く知られているのは日商簿記検定であり、書店にも日商簿記検定試験に対応した書籍が並んでいます。

■日商簿記検定は、試験内容に応じて1級~4級があります。試験範囲は3級・4級は商業簿記、2級は商業簿記と工業簿記(簡単な原価計算)、1級は商業簿記、工業簿記、原価計算、会計学です。
簿記の基礎と位置づけられるのが3級の知識となります。

■全経の簿記能力検定は上級・1級会計(商業簿記を含む)・1級工業簿記・2級・3級・4級に分かれています。2級・3級・4級は商業簿記、1級は商業簿記と工業簿記、上級は商業簿記、会計学、工業簿記及び原価計算が試験範囲です。

全経は全国300からなる専門学校が会員となっており、試験会場は全経の指定した専門学校ですが受験資格に制限はありません。
上級が日商簿記の1級にあたります。

全商の簿記実務検定は1級~3級です。2級・3級は商業簿記、1級は商業簿記を含む会計と原価計算が出題範囲です。これは全国の商業高校の簿記のスキルアップを目指すものです。

このように、ひとくちに簿記検定と言っても種類がありますが、一般的には就職活動のための簿記の資格としては、日商の資格が社会的に評価が高いといえるでしょう。


簿記検定に挑戦して自身のスキルアップを目指したり、就職に有利な資格を取得してください。

 

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